8.やっと着工…したら、不安がいっぱい!?
― 仕様が全部決まると、次はいよいよ着工でしょうか?
(社長)そうですね。3月下旬に着工でした。
― 建築中は特に問題は起きませんでしたか?
(社長)特に何もなかったと思いますけど。
― 時々見に行って差し入れしたりとかは?
(奥様)そうですね。お茶やジュース持って行ったりしましたね。
― 週に1回くらいでしょうか?
(奥様)そうですね。
基礎工事
― できて行くところを見て、何か思ったりはしましたか?
(奥様)最初、基礎だけできてる時は、日当たりがすごく良かったんです。それですごく楽しみだったんです。ところが壁ができてくると、土地が奥まっているので、日陰ができてくるんですね。そうすると暗い家になるんじゃないかと心配が出てきました。正直、出来上がってくればくるほど不安しかなくなって来ました。ここは真っ暗な洗面になっちゃうなとか、ここは窓が小さ過ぎるんじゃないかとか。
― そうだったんですね。
(奥様)設計、失敗だったんじゃないかとすごく思いました。心配で仕方なくて、ほんとしょっちゅう見に行ってました。そしてでき上がっていけば行くほど暗くなってくるので、さらに不安になって。しかも梅雨の時期だったから余計薄暗くて。その頃が一番不安でした。実は。
― それはその時旦那様に伝えていましたか?
(奥様)すごい言いました! 「失敗だったんじゃないの!?」とか。
けれど設計士さんに聞いたら、その時期が一番ヘンテコリンに見える時期なんですと。一番悪く見えちゃってる時期だから、もうちょっと辛抱してくださいと言われました。
― そうなんですね。
(奥様)そう言われても不安は解消しなかったですけどね。(笑) でも実際、それを越えてできて来ると、「思ってたより日が当たってるな」とか「思ってたよりも狭くなかった」とか、不安に思っていたことがほぼ消えました。「やっぱりここ窓ちっちゃかったなぁ」っていうのは少しありますけど、失敗だったとまでは思ってないです。これはこれでありだな、みたいな。
― そういう時期があるんですね?
(奥様)あるんですねえ。これ、ブログに書いといてもらった方がよいかもしれないです。皆さん思うかもしれないので。家を建てて途中で見に行くと、思ってたのと違うふうに見える時期があります。設計士さんが言ってた通りでした。
― 中途半端な状態を見ると、そう感じるのでしょうか?
(奥様)そうみたいですね。不思議なんですけど。今見ると別に変には感じないのに。
― その段階で変えたい!ってなっても、もう変えられないですものね。
(奥様)変えられないですね。だから逆に見ない方がいいかもしれないです。(笑)
― 信じてくださいということですね?
(奥様)そうですね。その段階で言ってもどうもできないですからね。信じてくださいと言うことです。(笑)
― 建築中はそんなことがありつつも、今はほぼ完成した訳ですね。その状態を見て、感想はいかがですか?
(奥様)最初の頃に思った不安は消えて、すごくよくできてます。
― ほぼ満足なでき栄えですか?
(奥様)はい。
(社長)失敗した部分とかも話したら? 自分のイメージと違ってたところとか。
(奥様)窓とクローゼットね。
― 窓、失敗したんですか?
(奥様)できてきたら窓が小さいなと思ったんです。図面に「窓の所が何センチ」って書いてあるのを、メジャーでその長さを出してみて「この位だな」とイメージしてたのに。でき上がったらなんで小さかったかっていうと、窓枠があるじゃないですか。窓枠がある分、ガラスの面積は小さくなるんですよね。それを考慮してなくて、ちょっとイメージ違いがあったんです。
― なるほど。クローゼットは?
(奥様)自分の部屋のクローゼットも、若干自分のイメージと違いました。でもその他の全体は良かったので、そこはもう忘れてたというか。もういいかなって、後悔にもなってない感じです。
― クローゼットは極端な話、後でお金出せば変えられるんでしょうか?
(奥様)変えようと思えば変えられるけど、大がかりなことになると思います。そこまでしようとは思ってないです。
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