5.間取りはこうして決めて行った

― では、問題もクリアして買うことになった訳ですが、これは賜典株式会社さんと沖村さんとで売買契約を結ぶ訳ですよね。

(社長)そうです。

 

― 売主が賜典株式会社の代表の沖村さんで、買主が沖村さん個人なのですね。不思議な感じですね。(笑)

(社長)そうですね。(笑)

 

― そういえば、建物の見積りもないと総額がわからない訳ですから、土地の売買契約の前にラフの建物プランもあったのですね?

(社長)そうですね。ラフのやつを最初もらったよね?

(奥様)はい。

 

地鎮祭

 

― その最初のはあくまでも見積りを出すためのもので、実際に建てるためのものではないそうなんですが、それは理解していましたか?

(奥様)そうですね。最初のは確か、「あくまでもラフだよ」と言ってたと思います。でも「この間取りじゃ全然ダメだから」と言って、そこから自分の希望言って描き直してもらったんですよね。

 

― この段階では、希望も何も伝えてない訳ですものね。

(奥様)そうですね。最初のやつって3部屋じゃなかったけ?

(社長)うん、3LDKで描いてあったね。

(奥様)次男の部屋もできるという条件だったので、それは必ず入れてもらうようにしました。

 

― 4LDKにしてもらって、居室4部屋はやっぱり家族一人一人に割り当てるのですよね?

(奥様)そうですね。主人と私は全く生活時間帯が合わないので。夜中に帰って来てガサゴソやられると目が覚めちゃうんですよ。私は子ども達の支度で朝早く起きないといけないので。だから部屋は絶対別じゃないとダメと言って。

 

― 他にはどんな希望を伝えましたか?

(奥様)玄関を広くしてほしいと。

 

― それはなぜですか?

(奥様)やっぱり最初に入ってくる所なので。家の中には上がらなくても、玄関だけ来る人もたくさんいるので。

 

― なるほど。他には?

(奥様)後は日当たりですね。

 

― どこを日当たり良くしたかったんですか?

(奥様)最優先はリビングですね。みんなが集まる場所なので。

 

― 他には?

(奥様)子ども達の部屋は、リビングにつながっている所にしてほしいというのを出しました。リビングダイニングキッチンを通らないと子ども達が自分の部屋に行けないように。私はキッチンにいることが多いので、離れた下の階とかに子ども達の部屋を造っちゃうと何をしてるのか、いるのかいないのかもわからなくなっちゃうと思うんですよ。ずっと自分の部屋にこもりっ放しなのも困るので。

 

― そうですよね。建物は何階建てですか?

(奥様)3階建てです。

 

― 最終的に、何を何階にしたのでしょうか?

(奥様)賃貸が3部屋なんですが、1階に2部屋、2階に1部屋です。私達が住むのは2階の残り半分と3階。1階は、私達のスペースは玄関と階段だけ。

 

― なるほど。

(奥様)それで、日当たりの関係でリビングダイニングが3階になったんですね。そうすると子ども達の部屋も3階に。2階に私と主人の部屋、お風呂と洗面です。

 

地鎮祭

 

― なるほど。他にはどんな希望を?

(奥様)バルコニーを広くしてほしいと言いました。今の家がすごく狭いので。

 

― それはやっぱり、洗濯物を干しやすくするためですよね?

(奥様)そうです。洗濯物、すごくたくさん出るので。子ども2人とも、部活はバスケをやっているので。

 

― たくさん出そうですね。(笑) バルコニーは何階にあるのでしょう?

(奥様)3階のリビングの横にあります。で、洗濯機を3階に持って行ったんですよね。お風呂場じゃなくてリビングの横に。

 

― お風呂と洗濯機を離れた場所にしたんですね。

(奥様)洗濯にお風呂のお湯は使ってなかったので、お風呂から離れててもいいかなと思って。

 

― そうした方が全然楽ですよね。2階で洗っちゃうと、それを持って3階に上がらなきゃいけなくなりますものね。

(奥様)そうなんですよ。その手間がなくなるのでいいかなと思って。

 

― 主な家事は全部3階でできるようにした訳ですね。

(奥様)そうです。

 

― 間取りを決める打ち合わせは、どうやって進むのでしょう? どこかで設計士さんと打合せるのですよね?

(奥様)はい。工務店のショールームが銀座にあるのでそこで設計士さんと相談して。そこで希望を言いつつ、ここはこうした方がいいなと話して行く感じで。それをもとに作ってくれた図面を、後日メールで送ってくれます。それを確認して、もう少しどうしたらいいかというのをまとめておいて、次の打ち合わせに行きます。それを3回ぐらいやりました。どうしても1回じゃ済まないんですよね。

 

― できた物を見せられて気づくこともありますものね。

(奥様)そうなんですよね。それと、こちらの希望が何かの理由でどうしてもできなかったりとか。そういう時は、代わりにこういう案はどうですかとか提案してくれたり。

 

― できなかったことは、どんなことがありましたか?

(奥様)窓の位置とか大きさとか。耐震の柱があって、それにかかってしまうので希望通りの大きい窓にできなかったりとか。希望の場所に造れなかったりとか。

 

― なるほど。

(奥様)以前、住宅展示場を見に行って、その時に長い窓がすごくおしゃれに見えたんですよね。横に長いのとか、縦に長いのとか。そういうちょっと変わった窓にしたいなと思って。

 

― いいですね。でも確かに、耐震に影響しそうですね。

(奥様)そうですね。長いと何かに引っかかってくるので。(笑)

 

 

賃貸併用住宅を買ったのは私です

Profile

はたらくおうちの代表、沖村鋼郎(おきむらてつお)。
お客様の賃貸併用住宅購入を、手取り足取りサポートさせていただいています!

私の自己紹介は こちら です!