【番外編】お客様インタビュー(M様・他社で購入)

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— 目黒区 M様

お客様インタビュー。今回は番外編。はたらくおうちではなく、某大手ハウスメーカーで賃貸併用住宅を購入したM様。「完全に失敗で、酷い目に遭った。同じ目に遭う人を一人でも減らしたい」と、ご自身の体験を語ってくださいました。

長年住んでいた借上げ社宅を買い取った

― 賃貸併用住宅を購入した経緯を教えていただけますか?

もともと住んでいた家を取り壊して、賃貸併用住宅に建て替えました。
 

― 同じ場所で、賃貸併用住宅に建て替えたのですね。

はい。私も主人も実家はこちらの方ではなくて、賃貸併用住宅にする前の家は、主人の会社の借上げ社宅だったんです。そこをそのまま買い取ったんです。
 

― そんなことができるんですね。

はい。子ども2人は、上がもう社会人、下が大学生なんですが、子ども達が小さい時に引っ越してきてずっと住んでいました。
主人の定年が近くなってきたので、住む所を考えなくちゃいけなくなり、新築のマンションですとか中古の戸建を色々探しました。
けれど、そこにもう十数年住んでいたので、「ここにこのまま住めたらよいね」という話になりまして。それで、オーナーさんに「なんとか譲ってもらえないか」と直接交渉して、譲ってもらいました。
 

― それがいつ位の話ですか?

今から4年ぐらい前です。
 

― 買い取った時点で、賃貸併用住宅に建て替えるつもりだったんですか?

いえ。その時はそのまま住むつもりでいました。ただ、築40年の建物だったので、建て替えた方がいいかもねみたいな話は家族でなんとなく出ていました。
それで、賃貸併用住宅というのがちょっと頭にあって。建て替えるんだったら賃貸併用住宅にという感じで。

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― 賃貸併用住宅はどのタイミングで知ったのですか?

住んでいた社宅を買い取ることにする前に他の物件を色々探したので、その時に知識は入ってきてました。
 

― なるほど。

それと、投資物件をいくつか持っていまして。所有している不動産を人に貸すということにあまり抵抗がないのもありましたね。

― 投資物件はいくつお持ちですか?

ワンルームマンション3つ、ファミリー向けマンションを1つ。それと私がつい先日相続した小さいビル。全部で5つです。
 

― ずいぶんお持ちなんですね。

なので、不動産をせっかく持つのであれば、それを運用した方がよいという感覚はありました。ただ持っているだけより、その方がよいですから。
 

― 家を買い取ったのは、ローンでですか? 現金でですか?

もちろんローンです。

「収納セミナー」に行ったのが始まり

― 買い取った家にそのまま住むつもりでいたのが、なぜ賃貸併用住宅に建て替えることになったのでしょう?

最初は、全然そんなつもりじゃなかったんです。新聞の広告で見たセミナーに行ったのが最初のきっかけでした。
 

― どんなセミナーですか?

整理収納のセミナーです。よくある、「カリスマ主婦が、収納の悩み解決します!」みたいなやつです。新宿でやったんです。
 

― それは、どこが主催するセミナーだったんでしょう?

今回、賃貸併用住宅を建ててもらった大手のハウスメーカー(HM)です。
でも、そのHMが主催してるって全然知らないで行きました。広告にはちっちゃく書いてあったのかもしれません。

― それが、そのHMと関わった最初なんですね。

そうです。その時は、単純に「収納のお話を聞きたいな」と思って行きました。
 

― セミナーに行ったのは、いつ位でしょう?

3年前くらいです。家を買い取ってからは、1年後くらい。

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― そこからどうなりましたか?

そういうのに行くとアンケートを書かせられるので、名前とか住所とかを書きました。そうしたら数日後に、電話がかかってきました。
 

電話でいきなり、建て替えを進められたんですか?

いえ。その時は「お食事会に行きませんか?」と言われて。その後招待券が送られてきて、夫婦2人で行きました。
 

― どんな食事会だったんでしょう?

中華のお店だったんですが、そこまで高級ではなく、かといってチープでもないくらいのお店でした。
私たちと、HMの方の3人でテーブルについて食事しました。他にも別のテーブルに、何組か来てました。
 

― HMの方は、営業の方ですか?

そうです。40代くらいの男性です。
 

― その人が、その後ずっと担当になるんでしょうか?

そうです。ずっとその人でした。
 

― それで、家の話を切り出されたんですね?

はい。食事して気分良くなってるところに、「建て替えとかってお考えではないですか?」みたいに切り出されて。
それで、建て替えとかローンとかの話をしました。
 

― でもこの時は、そのHMのイベントだとわかって行ったんですよね?

はい。この時はわかって行きました。でも、食事ご馳走になれるし、話聞くだけ聞いてさっさと帰ればいいなと思って行きました。

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ローンの仮審査で予想外の結果が

― でも、そこから話が進んでしまうんですね?

そうです。食事会での話の流れで、ローンの仮審査だけでもしてみませんか?ということになったんです。
でも、ローンが通るなんて全く思っていなかったんです。その時は、前の家を買い上げるためのローンをいっぱいいっぱいで組んだ直後でしたから、これ以上借りられる訳がないと思ってて。「今からそんな、また借りて建て替えなんて無理です」と言いました。
 

― それは普通、そう思いますよね。でも通っちゃったんですか?

はい。食事会の後にまた電話が来て、「仮審査したら通りましたよ、大丈夫ですよ」と言われました。
「今だったらローンの借り換えができますよ。お急ぎ下さい」みたいな感じで畳み掛けられて、それで焦り始めてしまったんです。
 

― ここで火がついてしまったんですね。賃貸併用住宅だと普通の戸建より高いですが、その金額でもローンが大丈夫だったんですか?

はい。「賃貸併用住宅をお考えでしたら、大丈夫ですよ」と言われて。
 

― HMの人に、賃貸併用住宅の話はどの段階でしたのでしょう?

食事会の時に建て替えの話とかされて、そんなこと全然考えてないけど、もし建て替えするんなら賃貸併用住宅がいいなと思ってるみたいなことは言ってしまったかもしれないです。
 

― なるほど。仮審査で通った銀行は、都市銀行でしょうか?

その時は、東京都民銀行で全額通ったというお話でした。住宅ローンですから、投資物件のために払っていた投資ローンよりも金利が全然低く見えてしまったんですよね。
 

― 話が前後しますが、いくら借り入れることで審査したのですか?

HMが「うちだったらこの面積の賃貸併用住宅を5千万円で建てられます」ということで、5千万円で審査しました。
 

―それからどうなりましたか?

電話で「審査は通ったけれど、すぐ進めないと間に合わない」と言われて、HMのお店に行くことになりました。
それで行ったら、「すぐ契約しないと間に合わない」と言われて…

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― なんでそんなに、すぐやらないと間に合わなくなるんですか?

主人が定年間近なので、最後のチャンスですよと言われたんです。今が銀行からお金借りられる最終ですよと。
それで慌ててしまって、他と比較することもなく契約してしまったんです。
 

― そういうふうに言って顧客を急がせるんですね。

はい。「定年の3年前になったら借りられません」と言われて。そうすると、あと数ヶ月しかなかったんです。
「すぐ契約しないとタイムリミットになっちゃうので、すぐ借りましょう」と言われて。

― それは本当なんですか?

わからないです。とにかくそう言われてしまって。「うちから審査を出したから借りられるんだ」という言い方をされたんです。「うちは特別なルートがあるからです。他では借りられませんよ」と言われて。
それで、「ここで急いで借りないと、もうチャンスがなくなちゃうんだな」と思ってしまったんです。大手の会社から言ってくれたから、通ったんだろうなと思って。
 

― それで、慌てて契約してしまったんですね。

はい。それと、HMから建て替えを勧められてから、家族でも「それなら建て替えた方がいいね」という話になっちゃったんです。
 

― ご家族皆さんも、反対ではなかったんですね?

はい。前の家も気に入っていて買い取ったんですが、やっぱり築40年でしたし。
持ってる投資物件は全部新築だったので、借りてる人は新築に住んでるのに自分たちは新築に住んだことがなかったんです。(笑) だから、新築っていいなあって。
家族みんなで夢見がちになってしまいました。

それに、賃貸併用住宅にできるんならローンもすぐ返せるのではと思っちゃったんですよね。投資物件も20年ぐらいしたらローンを返し終わって、後はプラスを生むものになるので。
だから家を建て替えても賃貸併用住宅にするなら、20年ぐらいすればお金を生むものになるからと思って。
そういう軽い考えもあったかもしれないです。あまり慎重に考えなかったんですよね。

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さらに言うと、うちの周りはやたらと賃貸併用住宅がたくさんあって。左右のお隣も、裏も向かいも、斜め向かいもその隣も、賃貸併用住宅なんです。
 

― そんなに賃貸併用住宅がたくさんあるんですね! どれも埋まってるんでしょうか?

はい。人気のエリアらしくって、空きになって困ってるという話は聞かないんです。それで、このエリアで賃貸併用住宅をやるんなら間違いないなと思って。
不安よりも、やってみたいという気持ちの方が大きかったんです。
 
家族も、私からそういうふうに話したらみんな「そうだね、いいね」というふうになって。
みんな新しい家には住みたいので、建て替えして綺麗な家に住んで、家賃ももらえると思っちゃったんですよね。

家を壊したのに、ローンが借りられない!

― よいエリアなんですね。そこからどう進みましたか?

HMのお店に行って、あれよあれよと言う前に契約して。
契約金もすぐ払ってくださいと言われて。100万円位払ったと思います。払わないと設計図も書けないのでと言われて。
 

― 雲行きが怪しくなってきましたね。

家を建てたことがある知り合いに後で話を聞いたら、「契約する前に図面描いてもらったよ」「3社ぐらいに図面描いてもらって、それで検討して頼む会社を決めたよ」と言われて。
うちはそういうのが全然なかったです。
 

― 先に描いて提案してくるのが普通な気がしますね。では、契約してやっと図面を描いてもらったんですね。

はい。図面を描きつつ、前の家を壊そうということになって。とにかく早かったです。「今すぐ進めたら、4月には賃貸の入居ができる」という話だったんです。「4月に賃貸を埋めるには、今契約して、前の家をすぐ壊して進めるしかない」って言われて。

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― すごいですね。

ジェットコースターに乗せられた感じでした。
 

― 住んでた家を壊す訳ですから、仮住まいに引っ越したんですね?

そうです。仮住まいに移ったのが、11月でした。

― 仮住まいは、HMで探してくれたんですか?

一応いくつか探して紹介してくれましたけど、すごく遠いところばかりで。結局自分で探して、家から自転車で15分位の所の、古い戸建を借りました。
建築中にまめに見に行きたかったので、近い所じゃないと嫌だったんですよね。
 

― HMが持ってきたのは、遠い物件ばかりだったんですね。

そうです。全然役に立ちませんでした。「自分で探した方がいいですよ」とか言われて、真剣に探してないふうでした。なので自分で探して。
 
家から近いのと、荷物が多かったのでそれが入る広い所という条件で仮住まいを探して借りたんですけど、それもまた酷い所で。
築50年位の古い家で、引っ越したその日にネズミもゴキブリも出たんです! 本当に怖くて嫌で、不動産屋さんに行って駆除してもらいました。食べ物も石鹸もネズミにかじられました。
 

― すごい所だったんですね。(汗) それで、前の家を壊した訳ですね。

はい。前の家を解体しました。
ところがいざローンの融資を受ける段になったら、ローンが下りないと言われたんです!
 

― えっ! 融資が通ったから契約したのでは?

そういう話でした。ところが、仮審査が通ってから何ヶ月以内に借りないといけないという期間があって、解体してる間にそれが過ぎたので再審査になると。
それで再審査したら、定年までもう3年を切ってるので、融資が全額はダメで、半分しか貸せませんと言われたんです。 もう家を壊してるのに!

― なんだかめちゃくちゃな話ですね。

「騙された!」と思いましたよ。「これはもう、この土地を売らなきゃいけないのかな」とか、そこまで考えました。
「借りられるっていうから、家を壊したのに!」とクレームを言いました。
 

― それで、HMはどうしたんですか?

最初は都民銀行で全額貸してくれるという話が半分しかダメということになって。残りの半分を借りるのに、金利が全然高い、某銀行を紹介してきました。
その金利がまたすごくて、都民銀行は「0.いくつ」だったのが、その10倍以上の金利でした。

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― 酷いですね。では半分はそこから借りたんですか?

どうしようってなって。そうしたらその時ちょうど、投資物件で借りていたローンが返し終わったところだったんです。それで主人が、「あそこでまた借りられるか聞いてみよう」と言って。それで聞いてみたら、借りられたんです!
 

― よかったです! 金利はいかがでしたか?

都民銀行よりは金利は高かったです。なので都民銀行から借りられるいっぱいまで借りて、残りをその銀行から借りました。
 

― よかったです。

本当に、冷や汗をかきました。

要望を出すたびに「できません」と言われる

― どういう建物にするかという図面(建物プラン)の話も、並行して進めた訳ですよね?

そうです。HMの建築士さんが案を作ってきて見せられたんですけど、第一印象で私、「仮設住宅みたいですね」と言いました。

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― 仮設住宅?

なんだかすごく寂しいデザインだったんです。「仮設住宅みたい」と言ったら、「じゃあどうしたいんですか?」と不機嫌に言われて。
「いやー、こちらは素人なのでわからないですけれど、普通一部の色を変えるとか、そういうデザインをするんじゃないんですか?」と言ったら、「これで充分ですよ。皆さんこれで建てられてますから」と言われて。
 

― そんなふうに言うんですね。

「何か参考にする本とか、過去の施工事例とかってないですか?」と言ったら、「ありません」と言われて。
「ここの色を変えればいいんですね。じゃあそうしましょう」と言われて。

― それで決まっちゃったんですか。

はい。
こちらは素人ですから、平面の紙1枚見せられても、それが実際に建ったらどういうふうになるのかとかイメージできないんです。
 

― それはそうですよね。

後から考えると、色んな本とか、モデルハウスとか見て、もっと色々勉強すればよかったです。
 

― でも普通、そういうのはHMの方から提案するものな気がしますが…

本当にそうです。
それと、投資物件でマンションはたくさん見ていたので、天井は高い方が開放感があっていいなと思ってたんです。
それで、天井の高さは2m50ぐらいにしてほしいとリクエストしたら、最初「できません。天井の高さは2m30と決まってます」と言われて。
契約しないと図面も作れないというから契約したのに、図面を作り始めたらそういうふうに言われて。契約前にはそういうこと、全然説明されてないのに。
 

― 後になってできませんと言ってきたんですね。

でもそのすぐ後にそのHMのモデルハウスを見に行ったら、そこの天井は2m30以上、全然あったんです。それで次の打合せの時に「モデルハウスはできてるのに、なんでうちはできないんですか?」と聞いたら、「あのモデルハウスは特別に作ったもので」とか言い訳されて。
それで、「うちもそうしてください!」と強く言ったら、しぶしぶ2m50にしてくれて。「本当はできないのに、言われたから無理にそうするんです」みたいな言い方をして。

それと、投資物件でマンションを色々見てきて。リビングの天井だけ高くて、他の部屋は低いというのも見てきて、そういうのがいいなと思っていたので、そうしてくださいと言ったら「それぞれの部屋で高さが違うんですか?そんなのないですよ」と言われて。
「いいえ、あります! そうしてください」と言ったら、「そうなんですか? そんなの知らないですね。初めて聞きました。そんな変なことする人いないですけど」と言われて。
それは結局押し通しましたけど。

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― プランを作り始める前に、何か要望などは出していたんですか?

最初に出していた要望は、1階に賃貸を2部屋作って、2階に私たちが住めるようにしてください。それから収納はできる限り多くしてください。それぐらいです。
 

― それだけだったんですね。

こちらの要望を詳しく聞くとか、そういう場は全くなかったので。こちらからほとんど要望を出さないうちに図面が作られてきて話が進んでしまったんです。
 
そうするとやっぱり、途中でこうしたいなというのがこちらも出てきますから、途中の打合せの時に「キッチンはこっちにしてください、トイレもこっちにしてください」と言ったら、「えっ、今からですか!?」と言われて。
それも「そうしてくれないと嫌です!」と強く言って、天井のことに続いてとにかく変えさせました。「無理に変えさせられた」みたいなことを、最後までぶつぶつ言ってましたけど。
 

― ここまでの話で既にかなり悪印象なんですが、HMの担当の人はずっと同じ人ですか?

そうです。食事会の時から同じ人です。
 

― 食事会の時は、別に感じ悪くなかったんですよね?

そうです。その時は感じ悪くなかったので進めちゃったんですけど、だんだん横柄に変わって行った感じです。途中で担当を変えてもらおうと何度も思いましたけど、タイミングを失ってずるずる行ってしまいました。
 

― 設備などを決めるのはどうやりましたか?

ここまでがこんな経緯だったので、私から「これにしてください、あれにしてください」とほとんど決めました。
洗面所を広くしたかったんです。朝混み合うので、1人がお化粧しながら、1人が洗面使ったりとかできるように。その分、お風呂は小さくていいと言ったら、それについても「戸建でこんなちっちゃいお風呂はないですよ」と言われて。それも、「それでいいです!」と押し通して。

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― 注文住宅のメーカーなのに、全然自分の好きにさせてもらえないんですね。

全然自分のしたいようにできなかったです。「この面積の土地には、こういうものです」って言うのをポンと持ってこられた感じです。何から何まで全部決まった状態で持ってこられて、「こういうふうにしたい」って言うと「できませんできません」と言われて。「違法だ違法だ」って言われて。
 
他のメーカーで建てた知り合いに聞くと、まず「大体このぐらいのお値段でこういうのができます」というのを出されて、それに対してこういうふうにしたいと言ったら、「それでしたら追加料金がいくらになります」とか、これは要らないと言ったら「その分引きますね」とか。そういう感じで進めたそうなんですけど、うちはそういうのじゃ全然なくって。
最初に図面を作ったやつでそのまま作ろうと、押し通された感じです。

― 向こうが売りたいものを売りつけられた感じですか。

本当に、そんな感じです! 終始、「もうこれでいいじゃないですか。めんどくさいこと言わないでくださいよ」という態度でした。

更地のまま3ヶ月も放置

― 図面ができたら、次は建築に入るんですよね?

それが、全然着工してくれなかったんです。
 

― どういうことですか?

仮住まいを近くにしたのでしょっちゅう見に行ってたんですけど、いつまで経っても更地のまま放置されてて。図面もとっくにできてるのに。
 

― どれぐらい、着工せずに放置されたんですか?

3ヶ月くらいです。
 

― 3ヶ月も!

ずっと放置されてなんの説明もないので、「なんで着工がこんなに遅れるんですか?」と言ったら、「色々設計を変えさせられたから」とかこっちのせいにされて。そんなに影響が出る変更をした訳ではないと思うんですけど。

「早く着工してください」と何度も催促したら、やっと基礎を作り始めて。でも基礎ができたと思ったら、またそこで止まって。また何度も催促して、やっと建物の工事が始まって。
 

― じゃあ当然、竣工も遅れたんですね。

その分遅れました。

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― そうすると、仮住まいの家賃が余分にかかりますよね?

そうです。それも、なんの補償もありませんでした。「余分にかかった家賃、出してください」と言ったら「それはできませんねえ」と言われて終わりです。
 

― 酷いですね。

仮住まいの家賃が日割りだったので、「工事が完全に終わってなくても、住めるようになったらすぐ住みますから!」と言って、内装や設備の工事がまだ完全に終わってないうちに引っ越しました。鏡とか、住んでから取り付けてもらいました。
 

― 工事では問題出なかったですか?

工事も問題だらけでした。特にさんざん揉めた天井の高さ。リビングの天井を2m50にするはずだったのに、途中で見に行ったらなんだか低かったんです。大工さんに「これは高さいくつですか?」と聞いたら、「2m30です。図面でそうなってるのでそれで作ってます」と言われて。「一体どういうことですか?」と連絡したら「間違えてました」と言われて。
 

― あんなに揉めたのに、2m30で作られるところだったんですね。

毎日見に行ってなかったら、そのまま作られてしまうところでした。
 

― 他にも何か起こりましたか?

外装をやってる時に、主人がたまたま見に行ったら、玄関のすぐ横にガスとか電気とかのメーターが並んでたんです。そういうの、普通裏に作りますよね? しかもうちの分と賃貸の分がありますから、たくさん並んでたんですよ。

― それはどう考えても変ですね。

そもそも玄関の所、建物の顔のはずなのにすごく寂しいんです。すごく安っぽく見えて、まるで何かの事務所の裏口みたいで。そこにメーターなんか並んじゃってるので、最悪な見た目だったんです。
それで主人が「ここにメーターを並べるの、おかしくないですか?」と言ったら、「え、この方が見やすくてよくないですか? 裏がいいんですか? じゃあそっちに変えましょうか」って、また私たちが無理を言ったみたいな言い方されて。

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― もう、酷いしか言葉がないですね。

本当に失敗しました。普通は、新築の家を建てたら家に帰るのが楽しくなると思うんですけど、今は駅から歩いて家が見えてくると「あーあ」っていう気持ちになるんです。「嫌だなあ。なんかの事務所みたいだなあ」って。ずっとそう思い続けるんでしょうね。
家族みんな、新しい家に住むのを楽しみにしてたので、みんなショックが大きいです。
 

― それはそうですよね。

賃貸のひと部屋が、自分たちの荷物置き場に!

― 入居してみてからは、いかがでしたか?

とにかく狭くて、物が入り切らなくて困ってます!
 

― 狭いんですね。

狭いのが一番の不満です。もともと土地が40坪もないんです。ですので狭いのは仕方ないんですが、もっと目一杯使って建てられたはずなんじゃないかと思って。無駄なテラスとかがあるので、それを室内スペースに回してほしかったです。
 

― それは、図面の打合せをしている時に話さなかったのですか?

もちろん話しました。「できるだけ目一杯使って建てたいんですけど」と言ったんですが、北側斜線とかあるのでと言われて色々理由付けられて、これ以上広くできませんと言われて。
 

― それも本当かわからないのですね。

そうなんです。法律のこととかちゃんと説明してくれればいいんですけど、そういう納得できる説明もなくて「できませんできません」て言われて。

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― 大幅な設計変更をしたくなかったのかもしれませんね。

そうだと思います。「なんだかおかしいな」とは思ったんですけど、はっきり断言されると「そういうものなのかな。私の方がおかしいのかな」と思ってしまって。
例えば天井のこととかも、最初できませんて言っていたのにできたんだから、他にできませんと言われたことでも本当はできたことがたくさんあったのかなと思います。

実を言うと、荷物が入り切らなくて、いま、賃貸が2部屋あるうちの1部屋をつぶして荷物置き場になってるんです。
 

― えっ! じゃあ、入るはずの家賃が1部屋分入ってこないのですか?

そうです。2部屋とも埋まってくれて返済ととんとんになる予定だったのに、1部屋貸せない分、毎月10万円飛んで行ってるんです!
 

― ローン返済と家賃収入のバランスが、最初の予定から完全に崩れてるんですね。

いま、賃貸の1部屋の中の、お風呂もトイレも全部使ってダンボール100箱ぐらい詰め込んだ状態です。最初の頃は、その部屋の玄関を開けたらすぐダンボールがぎっしり詰まっているような状態で。それを1箱1箱開けて、少しずつ片付けて行ってます。いつ終わるのかわからないです。
 

― その部屋を早く空けないと、毎月10万円ずつ飛んで行ってしまいますもんね。

そうなんです。早く空けたいんです。でも、私たちが住んでる2階にも段ボールがまだたくさんあるので、下から引き上げてきちゃうと今度は自分たちが住む所がものすごく狭くなってしまうので、とにかく1つ1つ開けて捨てる物は捨てるとかしないと、部屋を空けられなくって。
 

― 「収納スペースをたくさん作ってほしい」と最初に要望してたのではありませんでしたっけ?

はい、要望を言ってありました。でもそれも、「収納スペースは住居部分の面積の半分しかできないといったルールがある」みたいなことを言われて。これ以上作れないと言われて。
 

― 前の家や仮住まいしていた家が、収納スペースが充実していたのもあるんでしょうか?

それはあります。前の家は各部屋に押入れがあって、収納する場所がすごくあって、みんな綺麗に収まっていたので、荷物がそんなにたくさんあるという意識がなかったんです。でも出してみたら、とんでもない量で。
 
でもそういうのも、これから建てる家の図面に出てる数字だけ見ても実感できないんです。できたらプロの目から説明してほしかったです。

― いざ入居してみたら入りません、じゃ困ってしまいますものね。

そうなんです。困ってます。他にも不満が色々あって。
 

― どんなことでしょう?

外気を入れる給気口があるんですが、それを裏の家の換気扇の前に付けられたんです。なので裏の家が料理をすると、その匂いが全部うちの中に入ってくるんです。

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― すごいですね。(苦笑)

裏の家はもともとあったので、ちょっとでも考えてくれればわかることだと思うんですが。
それと、南側の窓も隣の家の窓からすぐ近くの場所にされてしまって。お隣から見えてしまうので、せっかく南側なのにレースカーテンを閉めっぱなしにしてます。
 

― とにかく、すべてが何も考えずに作られてる感じですね。

本当にそうです。
あとびっくりしたのが、庭で。庭に色々植えて楽しみたかったので、入居してからシャベルで庭を掘ったら、何かにガツンて当たって。もっと掘ってみたら、前の家の基礎がそのまま残ってたんです。
それでまた連絡して「前の家の基礎ってなんでこのままなんですか?」と聞いたら、「基礎を掘り起こしてしまうと、地盤が緩みます」って言われたんです。
本当かどうかわからないですけど、本当なら最初に言っておいてもらいたかったです。
 

― びっくりする話ばかりですね。

音も筒抜け

― 賃貸部分のうち1部屋は荷物置き場になっているとのことですが、もう1部屋は貸しているのですよね。入居者募集の方はどうでしたか?

賃貸の募集と管理はHMと提携してる不動産屋さんでやってくれてまして、自分たちが入居した翌月くらいには入ってもらえました。まだ入れ替わりはなくて、最初に入った人がまだ住んでいます。
 

― そっちの方は問題なかったようで、よかったです。音はどうですか? 下から聞こえてきたり、逆にこちらの音が行ってしまって苦情が来たりはしていませんか?

音は、聞こえてしまってます。いま賃貸の1部屋の方を自分たちの荷物置き場にしているので、そっちにいると上の足音やドアをバタンと閉める音が想像してた以上に聞こえてびっくりしました。極端な話、築40年だった前の家の時と変わらないぐらい聞こえてます。
ということは入居者さんにも聞こえてるはずなので、みんな気をつけて過ごしてます。物を落としたりすると、「うわー! 下に響いちゃったー」とか言ってます。

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― 全然、防音の造りになっていないんですね。

そうだと思います。せっかくの新築で、息を潜めて生活してます。
正直、有名メーカーだからそういうところはしっかりした造りになってるのかなと思ってたんですが、なってないです。
後から思ったんですが、設計した人も施工した人も、賃貸併用住宅を建てるための知識がないんじゃないかと思います。それと、狭い土地を有効活用して建てるノウハウとかもなかった気がします。

― 賃貸併用住宅を専門でやっていないと、そうなのかもしれませんね。

少ない知識と経験で、できる物を造られた感じがします。
 

― 建てた後に、担当の人からのフォローはあったんでしょうか?

ないです。着工したら自分は関係ないという感じで。
大手の会社なので、数ヶ月毎に「お気づきの点はないですか?」っていうお伺いハガキが来るんですけど、もう言いたいことがあり過ぎて書く気にもなれないです。建てる前の対応から住んでいる今に至るまですべてが不満なので、ハガキなんかに書き切れないですし。言ったところでやり直してなんてくれないでしょうし。全部リセットしてお金返してほしいです。

はたらくおうちと早く出会っていれば

― ところで、はたらくおうちはどちらで知ったのでしょう?

東京ビッグサイトであった資産運用EXPOに行ったら、ブースに「賃貸併用住宅専門」て書いてあって目に止まりました。私は建てたばっかりでしたけど、「お話だけでもどうぞ」と言ってくださって。それで色々お話を聞いたりパンフレットを見せてもらったりして、「やっぱり、賃貸併用住宅を専門でやっているところが良かったんだなあ。こんなことになる前に、こちらと出会っていたら良かったなあ」と思いました。

― どんなところがいいなあと思ったのでしょう?

やっぱり専門でやってらっしゃるので、お話を聞いて賃貸併用住宅の知識やノウハウが豊富な会社さんなんだなあと思いました。やっぱり大手のHMでも賃貸物件とかの経験がなくて、普通のマイホームしかやっていないとわからないことがたくさんあるんだと思います。うちの場合はそこに、賃貸併用住宅を無理にお願いしたのが良くなかったんだと思います。

目黒区M様インタビューシーン

― 本当に、こうなる前にはたらくおうちと出会っていたら良かったですね。

息子が、結婚してまだ1年も経っていないところなんですけど、そのうち家を建てるかもしれないので、その時の参考のためにお話聞いてみたかったというのもあります。同じ轍を踏まないようにと思って。(笑)
私みたいに急に買う話になって慌てて契約してしまうと、こういうことになるので。それに物件も、良い物にふと、いつ出会うかわかりませんし。
 

― 決める前に、情報武装をしておくのは大事かもしれませんね。

その通りだと思います。

事前にきちんと勉強を!

― これからマイホームや賃貸併用住宅を買おうとしている方に、アドバイスをいただけますか?

賃貸併用住宅そのものは、とても良いものだと思います。息子にも、家を買うんなら資産価値がある買い方をするように言っていますし。私の場合は買うところを間違えたんだと思います。
 
HMや不動産の営業の人も、知識がある人もいればない人もいます。ない人の場合はそれをお客さんに気付かせてしまうと売れないので、知ったかぶりをするんですよね。「賃貸併用住宅は経験がないんです」なんて、絶対に言わないですから。
 
でも自分がある程度事前に勉強をしておけば、それが本当のことを言っているのか、知ったかぶりをしているだけなのか見分けられると思うんです。私はそのことに後から気づきました。

それと、賃貸併用住宅ってとても良いものなので需要はあるんだけれど、不動産の業界に賃貸併用住宅の知識を豊富に持った人って、そんなにいないのが現実かもしれないです。それは大手の会社でも同じで、私の場合は担当の人を替えてもらったとしても、賃貸併用住宅のことをわかる人が出てくることはなかったかもしれないです。
 
担当の人やその会社が、どれだけ賃貸併用住宅をわかっているのか、賃貸併用住宅のノウハウや経験があるのか、しっかり見極めて頼んだ方がいいと思います。大きい買い物ですから、自分の知識をしっかり付けるようにしてください。大手だからと言って、それだけで信用しちゃダメです!

目黒区M様インタビューシーン

― 本当にそうですね。

1つだけいいことがあったんですが、それを言ってもいいですか?
 

― どんなことでしょう?

あまり有名じゃない工務店とかで家を建てると、欠陥住宅で床が傾いていて、ビー玉が転がって行く話をよく聞くじゃないですか? 大手のHMだったからかもしれないですが、それはなかったです。
まっすぐには建ってます。でも、良かったのはそれだけです!
 

― 傾いていなくて、よかったです。(苦笑)

編集後記

今回ご縁があり、大手ハウスメーカー様で賃貸併用住宅を購入されたM様に貴重なお話をうかがいました。
私どもはたらくおうちとして、大手ハウスメーカー様でもおとり広告のような手法でお客様を集客なさっていることにたいへん驚きました。
また、営業の方の「すぐに契約しなければ間に合わない」という誘導のようなトークも、厳密には公正取引に関連する法律に違反する可能性が考えられます。
 
注文住宅である以上、ご契約前にはお客様がイメージできるようボリュームプランないしはラフプランをご用意するべきであり、私たちは必ずご契約前にプランをご提出しています。
そしてそれを基準にして、平米数、仕様、金額などについてお客様が内容を理解していただいた上で進めています。
 
融資についても、「本審査で仮審査時の半分しか融資が下りなかった」というエピソードには非常に違和感があります。本当は最初から必要額の半額しか下りなかったのに虚偽の内容をお客様に伝え、引き返せないところまでお話が進んでしまったのでそのようなことにしたのでは?と疑ってしまうくらい、重要なことと考えます。(今からでもM様が銀行に経緯を確認なさったら、虚偽がわかるかもしれません)
 
数ヶ月の時差で融資可能額が変わってしまうことが仮に本当ならば、そうであることを仮審査時にお客様にお伝えし、それに間に合うように案件を進めることが担当者としては必須です。
 
次に、施工事例のご提示がなかったことにも大きく違和感を持ちます。施工事例はお客様が理想の賃貸併用住宅を建てていただくためには非常に重要な資料ですので、はたらくおうちとしては施工事例をできるだけご用意して、ご覧いただいています。
大手ハウスメーカー様で施工事例がないというのは、事実かどうかを疑いますし、仮に本当になかったら、賃貸併用住宅を手掛けたことがないのではと想像されます。
 
お客様からのご要望についても、ご要望内容に実現できないものがあれば、お客様にご納得いただけるようご説明を差し上げるべきと考えます。また、「契約したら、後は知らない」という姿勢にも大きく疑問を感じます。
 
お話をうかがって、こちらのメーカー様では、お客様と一緒に理想の賃貸併用住宅を造り上げて行くという姿勢が見えず、販売側の都合をお客様に押し付けた印象が否めません。
お客様にとって家を買うということは、たいへん大きなお買物です。そのお買物について、販売側の都合を押し付けるのは、あってはならないこととはたらくおうちは考えます。
 
私どもはたらくおうちは、お客様のご要望をできる限り実現し、家賃収入とローン返済のバランスもできる限り良くするよう努力して、理想の賃貸併用住宅をお客様と一緒に造り上げて行くことをお約束します。