不動産投資家のうち、サラリーマンの割合は?
不動産投資家の中でサラリーマンの割合はどの程度なのでしょうか。
国土交通省のアンケートによると、サラリーマンが占める割合は約4〜6割とされています。本業の収入で生活を安定させつつ投資に取り組むサラリーマンが増えており、不動産投資の裾野も広がりつつあります。
具体的にどのような年代や年収の人が不動産投資を行っているのか、ここではより詳しく見ていきましょう。また、コラムの後半では、サラリーマンの不動産投資家が増加している理由や背景について詳しく解説します。
どんな人が不動産投資をしているの?
不動産投資を行っているのは、不動産経営者やオーナー経営者、自営業者に加え、先述のとおりサラリーマンの割合も増えてきています。では、具体的にどのような人たちが不動産投資に取り組んでいるのか、アンケート結果を見ていきましょう。
属性 | 回答が最も多い層 |
---|---|
性別 | 男性 |
年代 | 40代~50代 |
職業 | サラリーマン(会社員) |
世帯年収 | 500万円~800万円 |
金融資産保有額 | 1,000万円~3,000万円 |
このアンケート結果からは、職業だけでなく世帯年収や金融資産保有額がわかるため、不動産投資を始めるかどうか迷っている方にとって参考になるのではないでしょうか。
参照:個人投資家への不動産投資に関するアンケート調査結果について(国土交通省)
サラリーマンが不動産投資を始める割合が増えている理由
不動産投資を始めるサラリーマンの割合が増えている背景には、子どもの教育費や生活費の負担、老後資金の準備など、実際の生活に直結したお金の問題があります。中には、サラリーマンの収入だけで生活することにリスクを感じている方もいるようです。このような理由から、不動産投資を検討するサラリーマンが増えてきています。
また近年、インターネットの普及により情報収集や契約手続きが大幅に簡素化され、不動産投資は初心者でも取り組みやすい環境へと変わってきました。さらに、収入が安定しているサラリーマンは金融機関からの融資を受けやすいため、不動産投資を始めるハードルが低いという側面もあります。
サラリーマンが不動産投資を始めるメリット
多くの投資方法がある中で、サラリーマンが不動産投資を選ぶのは、さまざまなメリットがあるからです。
- 節税対策ができる
- 本業に影響が出にくい
- 長期的に安定した運用ができる
不動産投資には節税効果が期待できるため、節税対策として始める人が増えています。特に、高所得者層にとっては、所得税や住民税の負担を軽減する手段として注目されています。
加えて、賃貸経営は本業に支障をきたしにくい点も大きな魅力です。不動産の管理業務は管理会社に委託できるため、ほとんど手間をかけずに運用できます。これにより、本業に集中しながら効率的に資産運用ができる点も大きなメリットと言えるでしょう。
また、不動産投資は他の金融商品と比べて価格変動が穏やかで、インフレの影響を受けにくいという特徴があります。このため、経済状況に左右されにくく、長期的に安定した運用が可能となります。
サラリーマンが不動産投資を始める際の注意点
不動産投資はサラリーマンにとって魅力的な投資方法ですが、始める際には慎重に検討しなければなりません。
たとえば、計画を十分に練らずに進めてしまうと、空室の発生率が高まり、家賃収入が想定通りに得られなくなる可能性があります。また、借入額を安易に増やすと、ローンの返済負担が大きくなり、家賃収入だけではまかなえなくなることも考えられます。
このような状況に陥ると、本業の収入に大きく依存せざるを得なくなり、不動産投資の計画全体に悪影響を及ぼすリスクが高まります。
とはいえ、不動産投資には専門的な知識や経験、正確な情報などが不可欠であり、計画を立てるのは容易ではありません。そのため、不動産投資を取り扱っている会社やコンサルタントに相談することをおすすめします。
ただし、リスク対策を十分に行わない会社もあるため、口コミや事例等を調べた上で信頼できる会社に相談するようにしましょう。
不動産投資に成功するサラリーマンの割合は?
不動産投資をしているサラリーマンの中で、どのくらいの割合が成功しているのでしょうか。
不動産投資に成功したサラリーマンの割合を示す統計は難しく、正確にどれほどの人が成功しているかは明言できません。というのも、不動産投資における「成功」の定義は、投資家の目的や目標によって異なるからです。
たとえば、家賃収入で2,000万円を貯めることを目指すのであれば、その金額を達成した時点で成功と言えるでしょう。一方で、相続税対策や子どもの教育費の確保など、目的が異なれば、達成すべき基準も変わります。そのため、単に大きな利益を得たからといって、すべての投資家にとっての成功とは限らないのです。
サラリーマンが不動産投資で失敗しないために確認すべきポイント
不動産投資で失敗しないためには、まず目的を明確にして綿密な計画を立てることが大切です。先述した通り、不動産投資の計画には専門性が求められるため、取り扱いのある会社やコンサルタントのサポートを受けることをおすすめします。
弊社「はたらくおうち」でも、賃貸併用住宅(マイホームの一部を賃貸として活用できる建物)の計画立案を行っております。購入の目的や収入、ライフスタイルなどを丁寧にお伺いした上で、慎重に検討し計画を立てます。
また、空室リスクや思わぬトラブルを防ぐためにも、購入する土地や物件の調査は欠かせません。こうした計画や調査は、運用後の収益に大きく影響するからです。もしここで誤りがあれば、運用後の改善が難しくなります。
弊社でも、計画立案の際に今始めるのが現実的でないと判断した場合は、その旨を正直にお伝えしています。「今購入しても大丈夫か不安」「リスクにどう備えたらいいのかわからない」など、賃貸併用住宅に関する疑問や不安がありましたら、お気軽にご相談ください。
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