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アパート経営の失敗例と回避方法10選!経営を成功させるポイントも解説

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アパート経営の失敗例と回避方法10選!経営を成功させるポイントも解説

「アパート経営に失敗して借金を抱えるのが怖い」

そんな不安を抱くのは、あなたが慎重に将来を考えている証拠です。実は、地獄を見たと言われるような失敗には明確な共通パターンがあり、それを事前に知って対策を講じることで、リスクを最小限に抑えながら着実に家賃収入を得ることは十分に可能です。

この記事では、現場で多く見られる失敗例10選とその対策、さらに失敗しやすい人の共通点をプロの視点から詳しく解説します。あなたが失敗のリスクを抑え、安定した賃貸経営を始めるための第一歩として、ぜひ最後までお読みください。

目次

アパート経営における失敗とは?

まず、アパート経営における失敗とは、大きく分けて2つの状態を指します。

一つは、家賃収入よりもローン返済や管理費などの支出が上回り、毎月の家計から持ち出しが発生し続ける状態です。本来、生活を豊かにするための副収入のはずが、貯金を切り崩す原因になってしまっては本末転倒です。

もう一つは、物件の価値が下がり、売りたくてもローンの残債より高く売れない状態、いわゆる負動産化です。身動きが取れなくなり、将来の住み替えや資産整理の足かせになってしまうことが、アパート経営における最大の失敗と言えます。

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事例別!アパート経営でよくある失敗パターン10選と回避策

事例別!アパート経営でよくある失敗パターン10選と回避策

ここからは、実際の現場でよく見られる、よくある失敗例とその具体的な回避策を見ていきましょう。

1. 賃貸需要を無視した立地の選定

「親から譲り受けた土地だから」「相場より安く手に入ったから」という理由だけで建築を決めてしまうのは非常に危険です。アパート経営の成否の8割は立地で決まると言っても過言ではありません。

背景には、国内の空き家問題があります。最新の調査では、全国の空き家数は約900万戸、空き家率は13.8%と過去最高を更新しています。このうち賃貸用の空き家は約395万戸にのぼり、賃貸住宅市場全体で供給過剰の構造があることが分かります。

供給過剰なエリアでは、駅からの距離や周辺施設、人口動態を徹底的に調査し、「誰が住みたがっているか」を突き詰めなければ、すぐに埋没してしまいます。

参考:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 調査の結果」

2. 自己資金不足によるフルローンの罠

手出しゼロで始められるフルローンは魅力的ですが、金利上昇や想定外の空室が発生した際のクッションが全くない状態です。

過去には、審査を通すために不動産業者がオーナーの預金通帳や年収資料を改ざんしたり、一時的に口座へ資金を振り込む見せ金を行ったりして、無理な融資を引き出した事例も報告されています。返済能力を超える借入や、不要なカードローンの抱き合わせ契約などは、破綻の入り口となります。

一般的には物件価格の20〜30%程度の自己資金を確保しておくと安心とされており、余裕を持ったキャッシュフローを組むことが鉄則です。さらに登記費用などの諸費用も発生するため、それらを含めて物件価格の30%程度を手元に用意できると、より安定した経営が可能になるでしょう。

参考:金融庁・消費者庁・国土交通省「アパート等のサブリース契約を検討されている方は契約後のトラブルにご注意ください!」
参考:金融庁「スルガ銀行株式会社に対する行政処分について」

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3. サブリース(一括借り上げ)の仕組みを誤認

「30年間家賃保証」という言葉を「30年間同じ金額が入ってくる」と誤解して契約し、数年後の賃料減額でローンが返せなくなるトラブルが後を絶ちません。

サブリース契約には、入居状況や家賃相場の変動による賃料改定や、不動産会社側からの中途解約を認める条項が必ず含まれています。また、入居者募集期間の数ヶ月間は家賃が支払われない免責期間が設けられているケースも多いため、契約書に記載されたリスクを正しく理解し、保証料(手数料)を差し引いても利益が出るかを検証しましょう。

参考:サブリース契約に関するトラブルにご注意ください! | 消費者庁
参考:適正化のための措置 | 賃貸住宅管理業法ポータルサイト – 国土交通省

4. 表面利回りの高さに騙される

広告に載っている「利回り10%」といった魅力的な数字は、1年間の満室想定家賃収入を、投資額(建築費または物件購入価格)で割った表面利回りであることがほとんどです。しかし、安定した経営を続けるためには、固定資産税・都市計画税、管理委託料、火災保険料、空室損、そして将来の修繕費といった経費をあらかじめ計上しておかなければなりません。

実際に金融機関の調査報告書でも、当初の収支見込みが甘く、修繕費等の経費が嵩んで資金繰りが悪化し、その補填のために追加のカードローン借入を繰り返すうちに返済が連鎖的に膨らむ負の連鎖が、代表的な破綻パターンとして報告されています。

また公的な相談窓口にも、契約後に修繕費や追加契約による費用負担を次々に求められる事例が寄せられています。見かけ倒しの赤字経営に陥らないためにも、これら諸経費をすべて差し引いた実質利回りでシミュレーションを行いましょう。

参考:金融庁・消費者庁・国土交通省「アパート等のサブリース契約を検討されている方は契約後のトラブルにご注意ください!」 
参考:スルガ銀行「2018年9月7日 調査報告書」

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5. 建築費のコストカットが招く競争力不足

初期費用を抑えたいあまり、設備やデザインを最低ランクにしてしまうと、新築時は埋まっても、数年後に近隣の競合物件が現れた際に一気に空室が増えます。

入居者が「ここに住みたい」と思える最低限の付加価値(Wi-Fi無料や宅配ボックス、遮音性など)は、長期的な稼働率を維持するための必要な投資です。

6. 管理会社選びを任せきりにする

アパートを建てた後の運営は管理会社に委託するのが一般的ですが、清掃が疎かだったり、入居者への対応が遅かったりする会社では、優良な入居者から順に退去してしまいます。

管理会社の募集力だけでなく管理の質を、既存の管理物件を見学するなどして事前に見極めることが重要です。

また、管理会社の財務の健全性を自ら確認せず、家賃保証を過信して会社任せにすることも、当事者意識の欠如による失敗の一因となりますので注意しましょう。

参考:サブリース契約に関するトラブルにご注意ください! | 消費者庁

7. 節税目的が先行し事業性が二の次になる

「相続税対策」や「将来の年金代わり」といった勧誘文句ばかりに目を向けると、収益性の低い物件でも契約してしまいがちです。

賃貸住宅管理業法では、将来の家賃減額リスクを伝えず、メリットのみを強調して勧誘する行為を不当な勧誘として明確に禁止しています。節税効果はあくまで副産物です。物件そのものが独立した事業として利益を生まない限り、節税額以上の損失を出すことになります。

まずは節税という目的を一度切り離し、単体の賃貸事業としてキャッシュフローがプラスになるかを慎重に見極めましょう。

参考:適正化のための措置 | 賃貸住宅管理業法ポータルサイト – 国土交通省
参考:賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律 第29条| e-Gov 法令検索

8. 入居者トラブル(騒音・滞納)への備え不足

騒音やゴミ出しマナー、そして家賃滞納。こうしたトラブルは必ず起こるものとして対策を練るべきです。

具体的には、入居審査を厳格に行う専門の保証会社を利用することや、トラブル対応に強い管理会社をパートナーに選ぶことで、オーナーの精神的・経済的負担は激減します。万が一紛争に発展した場合は、裁判外紛争解決手続き(ADR)などの相談窓口があることも知っておくと安心です。

参考:国土交通省「令和4年3月 民間賃貸住宅に関する相談対応事例集(再改訂版)」

9. 大規模修繕費の積立を怠る

アパートは建てて終わりではありません。例えばRC造の外壁などは、一般的に12年~15年程度で補修や塗装工事が必要になります。

こうした「長期修繕計画」を立てずに経営を始めると、数百万円単位の費用を捻出できず、建物が傷んで空室率がさらに上昇するという負の連鎖が起きます。安定した賃貸経営を行うためにも、毎月の家賃から将来のメンテナンス費用をあらかじめ確保しておきましょう。

参考:国土交通省「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」

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10. 出口戦略(売却)を考えていない

アパート経営のゴールは、毎月の家賃を得ることだけではありません。最終的に「いくらで売れるか」まで含めたトータル収支が重要です。

将来的に土地として価値が残るのか、建物として転売可能なのか。出口(売却時)の市場性を想定せずに始めると、最後に大きな損失を確定させることになります。

アパートを建築・購入する前に、「将来誰に、いくらで売却するのか」という出口のシミュレーションまで行っておくことが、長期的な成功を収めるための鉄則です。

アパート経営で失敗しやすい人の共通点

アパート経営で失敗しやすい人の共通点

失敗する人の行動には共通した特徴があります。
ここでは、アパート経営で失敗しやすい人の共通点をご紹介します。

リスクや契約内容を十分に確認・理解せずに契約してしまう

「家賃保証があるから安心」「節税になるからお得」といった魅力的な言葉だけを鵜呑みにし、自分に都合の良い情報だけで判断を急いでしまうケースです。

例えば、前述したサブリース契約における数年ごとの賃料改定(減額)リスクや、実はオーナー負担となる建物の老朽化に伴う修繕義務など、自分にとって不利な条項を見落としたまま判を押してしまうことがトラブルの元凶となります。
「プロが勧めるから大丈夫だろう」という丸投げの姿勢を捨て、契約書の細部まで自分の目で確認し、納得するまで質問を重ねる慎重さを持ちましょう。

不動産会社や管理会社任せにしてしまい、当事者意識が欠如している

アパート経営は立派な事業であり、あなたは経営者です。
物件を一度も見ずに購入したり、不動産会社の言いなりに契約現場に立ち会わない決済を行ったりするなど、当事者意識が欠けていると、不動産会社の財務状況の悪化や収支計画の不備に気づくことができません。
自分の資産を守るのは自分である、という認識が必要です。

しつこい勧誘に押し切られてしまう

「今契約すればキャンペーンで安くなる」「絶対に損はしない」といった執拗な勧誘に流されてしまうケースです。宅地建物取引業法では、深夜や長時間の勧誘、断っているのに勧誘を続ける行為のほか、「不確実な将来利益の断定的判断を提供する行為」を明確に禁止しています。

不本意ながら契約を進めてしまうと、後から解約する際に多額の違約金が発生する事態にもなりかねません。こうした失敗を防ぐためにも、納得いくまで持ち帰って検討することをおすすめします。

自己資金がないのに無理な融資(事業計画)に乗ってしまう

自分の実力を超えた過剰な借金を背負い、自ら破綻の道へ足を踏み入れてしまうケースです。
前述した書類の改ざんや、相場を無視した家賃設定といった不正に巻き込まれる背景には、実は「自己資金ゼロで始められるなら」というオーナー側の甘い見通しがあります。悪意ある業者にとって、こうした「楽をして稼ぎたい」という心理は格好の餌食となってしまうのです。

健全な経営の目安は借入金を物件費用の7割程度に抑え、残りを自己資金で充当すること。しかし、失敗する人は満室稼働を前提とした「都合の良い数字」に疑問を抱かず、自身の本当の返済能力を直視しようとしません。この客観的な視点の欠如こそが、致命的な失敗を招く根本的な要因です。

法を無視した提案に、あなたの資産を預ける価値はありません。不誠実な業者とは即座に縁を切る決断力を持つことこそが、アパート経営で失敗しないための絶対条件です。

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投資専用アパートと賃貸併用住宅のリスクの違い

投資専用アパートと賃貸併用住宅のリスクの違い

アパート経営の形は、投資専用の物件だけではありません。最近注目されている賃貸併用住宅と、一般的な投資専用物件では、万が一の際の家計へのダメージに大きな差があります。

投資専用アパート:空室が即座に持ち出しにつながるリスク

投資専用アパートの場合、すべての部屋を他人に貸し出すことで収益を得るため、空室が発生すればその分だけ収入がダイレクトに減ります。民間賃貸住宅(共同住宅)の空き室率は全国平均で約21%(公益社団法人 全国賃貸住宅経営者協会連合会推計)と、市場全体で供給過剰の構造があるなか、需要を読み違えれば空室がそのままローン返済の重圧となり、貯金を切り崩す持ち出し状態に陥りやすくなります。

参考:公益社団法人 全国賃貸住宅経営者協会連合会「令和5年 民間賃貸住宅(共同住宅)戸数及び空き戸数並びに空き室率の推計」

賃貸併用住宅:入居者からの家賃収入をローン返済に充てる仕組み

賃貸併用住宅の最大のメリットは、自宅の一部を貸し出すことで、入居者から得た家賃収入をマイホームの住宅ローン返済に充当できる点です。投資専用物件と異なり、たとえ空室が出たとしても、もともと家計から支払うはずだった住居費の範囲内にリスクを留めやすいため、家計全体で見ればリスクを大きく分散できるという合理的な側面があります。

賃貸併用住宅とは

土地探しの段階で賃貸需要を徹底調査する重要性

投資専用アパートか賃貸併用住宅かに関わらず、アパート経営は「入居者に選ばれて初めて成立する事業」です。初心者の方が陥りやすいのは、土地の安さや自分たちの住み心地といったオーナー側の都合を優先してしまい、肝心の入居者ターゲットが求めるニーズを後回しにしてしまうことです 。

最大の空室対策は、建物の豪華さではなく、土地選びの段階で「その場所で確実に借り手がつくか」を家賃相場とともに徹底的に調査することにあります。この客観的な調査を怠ることは、経営の根幹を放棄するのと変わりないといえるでしょう。

アパート経営を成功させる3つのポイント

アパート経営を成功させる3つのポイント

最後に、失敗を未然に防ぎ、成功を確実にするための具体的なアクションを3つお伝えします。

ポイント1:複数の建築・管理プランを徹底比較する

1社の提案だけで決めるのは、情報の偏りを生むため非常に危険です。
複数の会社からプランを取り寄せ、建築費だけでなく、将来の家賃設定や修繕計画の妥当性を比較しましょう。

また、建築後のアフターサポートの内容や、その会社が管理する物件の実際の入居率もあわせて確認することも重要です。各社のリスクに対する考え方の違いを横断的に見ることで、自然と正しい数字が見えてきます。

ポイント2:空室率15%〜20%を見込んだシミュレーションを行う

一般的な空室率の目安は10〜15%とされていますが、シミュレーションではさらに厳しく空室率15〜20%程度を見込むのがおすすめです。築年数の経過に伴う家賃の下落(特に最初の10年間)や10〜15年ごとの大規模修繕費用も必ず計算に入れておきましょう。

さらに金利が1〜2%上昇しても家計が破綻しないかを確認し、この最悪のシナリオで合格点が出る物件こそが、本当に手を出して良い物件です。

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ポイント3:信頼できる相談相手を確保する

アパート経営は長期戦です。良いことしか言わない営業マンではなく、リスクやデメリットを率直に話し、共に解決策を考えてくれるパートナーを見つけることが成功への近道です。

専門的な知識はもちろん、オーナーの人生設計に寄り添ってくれる誠実な実務家を味方につけましょう。

まとめ:アパート経営は正しく怖がれば失敗は防げる

アパート経営の失敗例を見てきましたが、その多くは無知や不動産会社への丸投げが原因です。裏を返せば、正しい知識を持ち、経営者としての視点を持つことで、リスクはコントロール可能な範囲まで抑え込むことができます。

「家が働くから、家族はもっと自由に。」
家賃収入という強力な武器を手に入れるためには、まず自分の今の状況でどのような計画が可能なのか、リアルなシミュレーションから始めることが最初の一歩です。

リスクを正しく恐れ、着実な準備を整えることで、アパート経営はあなたの人生を豊かにする確かな資産となってくれるはずです。

リスクを抑えて「賢く住まう」賃貸併用住宅という選択肢

アパート経営のリスクを最小限に抑えたいなら、投資専用物件だけでなく「賃貸併用住宅」という選択肢を検討してみませんか?

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